はじめに｜アプリの「裏側で動く機能」、知っていますか？
「使ってないのにスマホの電池が減る気がする…」
「アプリ開いてないのに通知が来るのはなぜ？」
そんなふうに思ったこと、ありませんか？
それ、もしかすると “バックグラウンド更新” の影響かもしれません。
この機能はとても便利ですが、使い方を間違えるとバッテリー消費が激しくなったり、データ通信量が増えてしまうことも。
この記事では、「アプリのバックグラウンド更新とは何か？」という基本から、iPhone・Androidでの設定方法、バッテリーへの影響、注意点や節約術まで、分かりやすく解説していきます！
アプリのバックグラウンド更新とは？
アプリを使っていないときでも、“裏側”でデータを自動更新してくれる仕組みが「バックグラウンド更新」です。
たとえば…
- SNSアプリが新しい投稿を読み込んでおく
- メールアプリが最新のメールを取得する
- ニュースアプリが速報を準備しておく
こういったことを、アプリを開いていないときでも行ってくれます。
つまり、ユーザーがアプリを開いた瞬間に、すでに最新情報が表示されている状態を作るのがこの機能の目的です。
【iPhone編】バックグラウンド更新の設定方法
iPhoneでは、アプリごとにバックグラウンド更新をオン・オフできます。
設定手順
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「Appのバックグラウンド更新」をタップ
- 「Appのバックグラウンド更新」で設定を変更
- オフ：すべてのアプリが更新されない
- Wi-Fiのみ：Wi-Fi接続時だけ更新（おすすめ）
- Wi-Fiとモバイルデータ通信：常に更新
- その下に表示される各アプリごとのスイッチで、個別にオン・オフを切り替える
✅ オススメ設定：
「Appのバックグラウンド更新」→「Wi-Fi」
→ 頻繁に使わないアプリは個別にオフ！
【Android編】バックグラウンド通信の制御方法
Androidでは「バックグラウンド更新」という用語は使われませんが、“バックグラウンドデータ” や“自動同期”の設定を変更することで制御できます。
アプリごとにバックグラウンド通信を制限する
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」→対象アプリを選ぶ
- 「モバイルデータとWi-Fi」や「データ使用量」などを開く
- 「バックグラウンドデータの使用を許可」をオフにする
システム全体で制御する方法
- 「設定」→「ネットワークとインターネット」
- 「データセーバー」→「オン」にする
- 重要なアプリのみ例外として許可設定
⚠️「データセーバー」をオンにすると、一部通知が届かなくなるアプリもあるので注意！
バックグラウンド更新のメリットとデメリット
✅ メリット
- アプリを開いた瞬間に最新情報が表示される
- 自動同期・通知がスムーズ
- ライフログ系アプリ（ヘルスケア、歩数計など）では特に便利
❌ デメリット
- バッテリー消費が増える
- モバイル通信量を多く使う
- スマホの処理能力を使うため、端末が熱くなることも…
バッテリーを長持ちさせるためのコツ
バックグラウンド更新は便利ですが、全アプリで常にオンだとバッテリーに大きな負担がかかります。以下のコツを意識して設定すると、バッテリーと通信量を節約できます。
💡 節電＆節約のための設定術
| 項目 | 設定方法 | 効果 |
|---|---|---|
| Wi-Fi時のみ更新 | 「Wi-Fiのみ」を選ぶ | 通信量の節約に◎ |
| 不要アプリの更新オフ | アプリごとに手動でオフ | バッテリー負担軽減 |
| データセーバー機能の活用（Android） | データセーバーをオン | 一括で通信制限可能 |
| 定期的に見直す | 月1回設定をチェック | 無駄な通信をカット |
よくある質問とトラブル対処法（FAQ）
Q. バックグラウンド更新をオフにすると通知は来ないの？
A. アプリによって異なります。SNS系（LINE、Instagramなど）は通知設定と連動しているため、バックグラウンド更新をオフにしても通知が来る場合もあります。ただし、情報の読み込みは手動になることも。
Q. 全部オフにしても問題ない？
A. 常時使っていないアプリならオフでもOKですが、地図アプリやメッセージアプリ、天気などはオン推奨。必要な情報がリアルタイムで取得できなくなる恐れがあるため注意。
Q. バックグラウンド更新のアプリ一覧が表示されないのはなぜ？
A. アプリによってはバックグラウンド更新に対応していない場合や、OSのバージョンが古い可能性があります。OSのアップデートを検討してください。
おすすめの使い分け設定【筆者の実例】
筆者の場合、以下のように使い分けています👇
- 常にオン：LINE、Googleマップ、天気、カレンダー
- Wi-Fi時のみ：Instagram、YouTube、ニュースアプリ
- 常にオフ：ゲーム、ショッピング系、使っていないアプリ
→ これだけで、1日あたりのバッテリー持ちが約20％向上しました！
さらに、モバイルデータ通信量も約30％節約できています。
✅ まとめ｜「便利」と「節電」のバランスが大事！
アプリのバックグラウンド更新は、スマホを快適に使うために欠かせない機能ですが、設定を見直すことで、バッテリーも通信量も大きく節約できます。
✔ 必要なアプリだけオンにする
✔ Wi-Fi接続時のみの設定を活用
✔ 月に1回の“見直し習慣”を取り入れる
これだけで、あなたのスマホのバッテリー持ちも、使い勝手も格段に変わります。
この記事をきっかけに、ぜひ一度設定をチェックしてみてくださいね！
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